斉藤一

今更だが。「るろうに剣心」を読み始めた。

おもろ。少年漫画侮れん。つうか明らかに(腐)女子向きやろ。出てくる男がいちいちかっこよすぎる。元隠密の御頭とか、師匠とか。主役にいまいち萌えないのが難点だが、殺人鬼時代の己と闘ういい奴という複雑なキャラが作品を面白くしてることは間違いない。

何より斎藤一が!幕末ファンとしては外せない漫画であった。今更気づく。

なんか、斎藤一が悪役として登場なので、新選組ファンからいろいろ言われた、悲しいと著者が書いてて、なんだかなあと思ったわ。確かにイメージは違うけど。私の中では斎藤一オダギリジョーあるいは佐藤浩市やからさ。っていうかそれ以前に彼の伝記っぽい本も読んでるから、明治以降の彼が何かしでかすとは思えないけど、フィクションなんやしさあ。それにこの作品中の斎藤一は芯の通った人物で雑魚扱いも一切されてないし、著者が敬意を払ってることは明らかだし。ありだよあり。

自分のイメージなんて所詮狭い世界やし、イメージ打ち壊されて憤るより、「お、こんなのもありか!」と楽しめる柔軟な読者でいたいなあと思った。
私も他のところではいちいちキレてるかもしれないからね。今忘れてるだけで。

とりあえず今10巻まで読破。しばらく楽しめそう。