天童荒太「家族狩り」を読んでいる。
昔にでたハードカバーの方。
今、新潮文庫で毎月1冊ずつ、「家族狩り第2部」として
刊行されているが、それはハードカバーの「家族狩り」を
全面改訂したそうで、登場人物は同じみたいだけど
ストーリーはかなり違うらしく、それなら、と
文庫を読む前にハードカバーを読み始めてみたのだった。
文庫を読むまでには少し間を空けようとは思ってるけど。
混乱しそうだから。

しかしおもしろい。家族虐殺の話をおもしろい、はなかろうと
思うけど、刑事の周辺も事件に巻き込まれる教師の周辺も、
そして犯人(と思われる)の周辺にも、壮絶な過去があって、
そして家族がある。深い。そこがおもしろい。

もうすぐクライマックスです。どうなるんだろう。